太陽光パネルが設置された建物の解体で注意すべきこと
「屋根に太陽光パネルが乗っている家を解体したいが、そのまま撤去していいのか分からない」——太陽光発電の普及にともない、こうしたご相談が増えています。太陽光パネルは通常の建材とは異なる扱いが必要な設備であり、解体前に押さえておきたい注意点がいくつかあります。今回はそのポイントを解説します。
太陽光パネルは「一般の建材」とは別扱い
太陽光パネルには、鉛やセレン、カドミウムなど、種類によっては有害物質が含まれているものがあります。そのため、廃棄物処理法上、通常の建物解体で発生する木くずやコンクリートがらとは別に、適正な処理ルートに乗せる必要があります。
2022年からは、太陽光パネルを含む一定規模以上の太陽光発電設備の廃棄について、解体・撤去費用の積立てが義務化されており、発電事業者はその積立金を廃棄時の費用に充てることになっています。個人の住宅用パネルであっても、適正に処理してくれる業者かどうかを事前に確認しておくことが大切です。
解体前に確認しておきたいこと
1. 売電契約・FIT(固定価格買取制度)の状況
売電契約が残っている場合、解体前に電力会社や契約先への連絡・手続きが必要になることがあります。契約満了前に設備を撤去すると、契約上の扱いが問題になるケースもあるため、事前に確認しておきましょう。
2. パネルの撤去とリサイクルの流れ
太陽光パネルの解体・撤去は、通常次のような流れで進みます。
- パネル本体を屋根から取り外す
- 架台(パネルを固定する金具)を撤去する
- パワーコンディショナ(電力変換装置)などの周辺機器を撤去する
- パネルをリサイクル業者、または適正処理が可能な処分業者へ引き渡す
パネルの取り外しには電気工事の知識が必要な工程も含まれるため、電気工事士の資格を持つ業者と連携している解体業者を選ぶことが望ましいでしょう。
3. 追加費用が発生しやすいポイント
太陽光パネルがある建物の解体では、通常の解体費用に加えて、パネルの撤去・処分費用が上乗せされます。パネルの枚数や架台の設置状況によって費用は変動するため、見積もりの段階で、パネル関連の費用が含まれているかを必ず確認しましょう。
蓄電池がある場合はさらに注意が必要
近年は太陽光パネルとあわせて蓄電池を設置している住宅も増えています。蓄電池にはリチウムイオン電池が使われていることが多く、取り扱いを誤ると発火のリスクがあるため、専門知識を持つ業者による撤去が不可欠です。蓄電池の有無についても、見積もり依頼時に必ず伝えておきましょう。
まとめ
太陽光パネルが設置された建物の解体では、パネル・架台・パワーコンディショナ・蓄電池など、通常の建材とは異なる扱いが必要な設備が多く関わってきます。売電契約の状況確認から、適正なリサイクル・処分まで対応できる業者を選ぶことが、トラブルのない解体工事につながります。
株式会社あおぞらでは、太陽光パネルや蓄電池が設置された建物の解体にも対応しております。設備の状況を含めて丁寧に確認いたしますので、お気軽にご相談ください。
